東社協では、社会福祉法人が地域の関係者と共にネットワークを組み、「制度の狭間の課題」や「複合的課題」等のニーズに対してサービスの創造及び支援を行い、地域で必要とされる役割を果たすことを目的に、東京都における社会福祉法人の連携による地域公益活動について検討をしてきました。また、同時に各社会福祉法人が既に取組んでいる、地域における地域公益活動を「見せる化(発信)」するしくみの構築もすすめてきました。 本事例集では東京の社会福祉法人による地域公益活動34事例を掲載しています。制度の狭間の課題や複合的課題に対応するため、既存の制度では解決が難しい地域のニーズに気づき、把握したニーズに対応していくことが結果として地域づくり(地域福祉)につながっている事例が多数あります。ニーズへの気づきの視点や創意工夫等、社会福祉法人の実践を可視化し、広く情報発信していくことが、地域における幅広い理解と参加の促進につながり、本事例集が新たな地域公益活動への一翼を担うことを期待しています。また、今後も、地域(区市町村域)ごとの社会福祉法人のネットワーク化をすすめ、さらに広域(東京都全域)で連携するしくみも推進していきます。
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