◆概要◆
「社協」「地域づくり」…これらの言葉からどんな取組みをイメージしますか?
高齢者の見守りや障害をもつ方への支援、子ども達の居場所づくりなどでしょうか。
人々が集まること、会話をすることがしづらかったコロナ禍を経て、少しずつ地域活動が再開しています。しかし、一度途絶えてしまったつながりを取り戻すことは容易なことではありません。そんななか、新たなつながりを目指して、今までサービスを受ける側になりやすかった方々が好きなこと・得意なことをとおして地域活動に参加できる取組みや、支える・支えられるをこえた取組み、地域住民がやりたいことを後押しする取組みなどをおこなっている社協もみられています。
そこで東京都社会福祉協議会(以下、東社協)地域福祉部 地域福祉担当では、都内62区市町村社協が地域課題にどのように取り組んでいるのかアンケートを実施しました。この本では、それらの地域課題への取組み実践とあわせ、東京の多様性を顕著にあらわしている島しょ部の実践、令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の避難者支援に取り組んでいる実践も含め、12社協の詳しい取組み内容をヒアリングしまとめました。
昨年「10/62 もっと知りたい 東京にくらす」を発行してから1 年。
東京にくらす人がかかえる地域課題やそれらを支援するため社協で行われている地域づくりに関するさまざまな取組みを知り、東京にくらす人を支え・支えられる地域づくりをもっともっと一緒に考えてみませんか。