第6期介護保険制度改正による生活支援体制整備事業における「生活支援コーディネーター」や、生活困窮者自立支援法上の自立相談支援事業の「自立相談支援員」等、地域をフィールドとした新たなコーディネーターや職員が各所に配置されつつあります。また、現在、厚生労働省では「我が事・丸ごと」地域共生社会の実現に向けた検討も進んでいます。こうした動きは、平成22年度より本会において役割の整理、都内の社会福祉協議会(社協)への配置促進、養成を進めてきた「地域福祉コーディネーター」が先行して活動し目指してきたことと大きく重なります。 本書では、都内の社協で活動する地域福祉コーディネーターの役割と具体的な実践について語る座談会の模様と参考資料等を掲載しています。本書を通じて、多様な人や団体、機関をダイナミックにつなぎ、社会資源開発を進め、住民とともに課題解決に取り組む地域福祉コーディネーターの配置が各地で進み、地域の力を高める具体的な実践がうまれることを願っています。
商品詳細
はじめに Ⅰ 東京における地域福祉コーディネーターとは Ⅱ 座談会「地域福祉コーディネーターの役割と実践」 1 座談会
(1)各社協の地域福祉コーディネーターはどのようにして配置されたか
~配置状況と経緯
(2)地域福祉コーディネーターには誰からどのような相談が寄せられるのか
(3)地域福祉コーディネーターは活動する際どのように考え動いているか
(4)地域福祉コーディネーターが配置され、活動しているからこそできていること
~地域福祉コーディネー ターの具体的な事例から~
(5)今後の展開や課題として考えていること
2 座談会を終えて Ⅲ 6社協の地域福祉コーディネーターの配置・活動の状況
1 東京都内6社協における地域福祉コーディネーターの配置状況一覧
2 6社協の活動・事例
(1)立川市社協
(2)豊島区民社協
(3)西東京市社協
(4)練馬区社協
(5)文京区社協
(6)調布市社協
Ⅳ(参考)用語解説